宮里藍とゴルフブーム

今、女子スポーツ界が熱い。特に、最近の女子プロゴルフ人気は、本当に凄い。宮里藍プロ、横峯さくらプロの二十歳コンビの若いパワーが空前のブームを後押し、テレビの視聴率も、広告起用率もまさにうなぎ上りだといいます。さらにゴルフ会員権相場も上昇しています。特色として、親子鷹、あるいは家族が一丸となってヒロインが誕生するケースが多いと思います。練習環境も特殊だし、競技を続けるには資金面のハードルも高い。世界レベルで闘える選手になるためには、幼いころより、才能を見出し伸ばせる指導者も不可欠です。これだけの条件が揃うには、家族の全面バックアップが必須であり、好むと好まざるにかかわらず、親の介入度は深くなります。
新世代のヒロイン達は、勝ち得た栄光が、自分の努力だけではなく、家族の協力・犠牲が払われていることを、痛いほど感じています。だからこそ、勝利インタビューなどでは素直に感謝の意を述べるのです。スポーツ・ウーマンとしても、一人の人間としても清々しく、好感がもてます。とはいえ、成長段階において、反抗期は当然やってきます。思春期の父娘の微妙な関係が、マスコミで露呈されることもしばしば見受けられます。一流の戦いの裏に垣間見える、こんな人間らしさや、家族模様が、ブームを支えるもう一つのストーリーなのかもしれません。

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